やけに長いタイトルになりましたw
タイトルの通りで、CentOS8がリリースされて半月以上経過したし、そろそろ8を軽く触ってみようということで、比較の為のCentOS7とCentOS8のインスタンスを用意することにしたんですよ。
自宅のサーバ系マシンはRaspberry Piがほとんどになっていて、改めてCentOSを入れられる空いているPCがないという事で、ほんの少し思案したのち「VMware PlayerかVirtualBoxかをインストールして、その上にインスタンスを用意すれば良いじゃん!」という結論に。ここしばらくVMwareの方を触っていないということで、VirtualBoxではなくVMware Workstation 15 Playerをダウンロードして来てインストール。
最後にVMware Playerを触ったのはいつだったかな~?と思いながらCentOS7とCentOS8のISOイメージを用意して仮想マシンをセットアップ。
そう言えば、仕事の方でCentOSを触るときはだいたいAWSとかのクラウド環境なので、イメージからのインストールは久し振り。昔に比べるとずいぶんと導入手順とか減った気がします。
で、一通り両方ともイメージからのインストールが完了して、リブート後にrootでログインして、最初の yum update (dnf update)を実行するとエラーで止まってしまう。エラー内容を見ると「リポジトリキャッシュの読み取りができない(超意訳)」ですと。
先に試みたCentOS7の方の特有の何かかもしれない、と言う事でCentOS8の方でも試したけど、出力メッセージの細かい部分は違うけど大筋で同様のエラーで止まる。どうやらCentOS7とか8とかの問題じゃなくて、VMwareの方で何か見落としがあるんじゃないか?と思い、せっせとそっちの方の設定とかを注意して確認してみる。
しかし、仮想マシンのネットワークインターフェイスのモードはNATになっているし、変に込み入った設定をしている訳でもない。さらに、ホストPCのセキュリティ設定も特にブロックしていないし「なんでだ~?」状態。エラーメッセージをGoogle先生に確認してもらったけど、症状がぴったり一致するような解決策候補は(少なくとも1ページ目には)特に出てこない。困った!
こういうよく分からない時、そして過去にVMwareを触ったときの経験から改めて用意した仮想マシンの設定を確認することにする。「仮想マシンのコンソールはコピペとか出来ないから、設定を調べたり書き換えたりするのも面倒なんだよなぁ~」と思いながらrootでログインして設定を確認してみる。そう言えば、先にGoogle先生で調べた時にちょっと違う症状の例(IPv6設定が悪さをしているので完全にIPv6を無効にする)があったので、ひとまずIPアドレスを確認してみました。すると、なにやらビンゴに近いヒントが表示されていて、なんとNICにIPアドレスが設定されていないのを確認。え?インストーラーは変に設定変えずに実行したのに??デバイス名とMACアドレスの情報は出てくるけど、IPアドレス周りの設定はナッシング。
おや、おや、おや、おや~?と言う事で、まずはNICの設定が書き込まれたファイルを確認してみると、なんとそのファイルの記述に ONBOOT=no という1行を見つけてしまいました。そりゃ lo しか有効になっていないのなら、yum updateは実行できないよね・・・。
取り急ぎ、ONBOOTの設定をyesに書き換えてネットワークをリスタートしてみる。あ、この時はONBOOTの効果を確認したいこともあってリスタートではなくリブートでした。仮想マシンが再起動して立ち上がってきたところで、改めてログインしてyum updateを実行すると、予想通りにさっくりと処理が始まりパッケージの更新処理に。
わーい!直った!
と言うわけで、この記事の要約としては、VMware Workstation 15 Player の仮想マシンに CentOS をインストールした直後、yum updateが不可解なメッセージが出てきたらNICの設定がONBOOT=noになっていないか確認しよう!でした。